浮体式洋上風力発電を含めた再生可能エネルギー産業が本格的な商業化を迎える中、株式会社Mooreastは多角的に価値提案を強化していきます。
株式会社Mooreast(以下Mooreast)は1993年に設立され、2021年11月にシンガポール証券取引所(SGX)に上場しました。Mooreastは、30年以上培ってきた係留(Mooring)分野の技術を基盤に、さらに専門家の採用を加速し、生産能力の拡大を行い、グローバル拠点を拡充し、多角的な企業戦略の推進に取り組んでいきます。
現在、浮体式風力タービン技術の進化により、従来の固定式基礎構造では対応できなかった深海域での風力発電所建設が可能となりました。その中、豊富な経験と実績を持つMooreastは極めて重要な役割を担っています。
Mooreastは、豊富な経験、高度な技術力、国際的なネットワーク、そして強力な経営基盤を活かし、次世代の洋上再生可能エネルギー分野における係留およびリギング(Rigging)システムのグローバルリーダーとしての地位を確立してきました。
ジョセフ・オング氏は、1981年よりTan Chong International Limited(香港証券取引所上場)で経営幹部職を歴任し、そして2016年まで代表取締役を務めてきました。このようにジョセフ・オング氏は長年会社経営に貢献してきました。現在、ジョセフ・オング氏は非常勤取締役として会社運営を支援しています。
また、ジョセフ・オング氏は1973年から1978年まではシンガポール国防省、1978年から1981年までは Straits Steamship Co Limited で勤務していました。
ジョセフ・オング氏は英国レディング大学(University of Reading) で理学士(Bachelor of Science)、College of Estate Management で数量測量(Quantity Surveying)の学位を取得しました。現在、オング氏はシンガポール測量・評価士協会(Singapore Institute of Surveyors and Valuers) の会員です。
シム・クーン・ラム氏は、石油・ガス(O&G)業界で35年以上経営および技術的経験を持っています。シム氏は、1993年にシンガポールで Vryhof Anchors のアジア法人として Mooreast Pte Ltd を設立し、2010年にMooreast Asia Pte Ltd を創立しました。
シム氏は、海洋、オフショア、石油・ガス産業において運営および管理に関する幅広い経験を重ね、この業界の数多くの景気変動を乗り越えてきました。現在、シム氏は業務執行取締役として経営陣を率い、戦略的ビジョンを提示する他、企業の日常業務にも積極的に関わっています。
2005年に Mooreast に入社したエレイン・シム氏は、28年以上の経営経験を活かして、グループの営業、人事、総務、IT部門を統括しています。また、シム氏は会社の戦略企画と改善を主導し、サービス品質の向上を推進しています。
エレイン・シム氏は、グループの経営代表者として、MooreastのISO委員会と協力し、品質管理および安全基準の遵守を確保する役割を担っています。
シム氏は、英国ポーツマス大学(The University of Portsmouth)で経営管理学士(優等学位)(BA Hons in Business Administration)を取得 しました。
コンスタンス・リー氏は、SBS Transit Ltd、Japan Foods Holding Ltd、Lum Chang Holdings Ltd など複数の SGX上場企業で独立取締役を務めるとともに、シンガポール芸術学校(Singapore Arts School Ltd)の募金委員会名誉会員および NUS America Foundation, Inc. の独立取締役を務めています。
コンスタンス・リー氏は、2012年から2017年まで シンガポール国立大学(NUS)開発室のオペレーションディレクターを務め、その前は Lum Chang Holdings Ltd および L.C. Development Ltd で20年以上財務、ガバナンス、税務、広報の担当者として勤めてきました。
リー氏はシンガポール大学(University of Singapore)で会計学士(優等)(Bachelor of Accountancy, Hons) を取得しました。現在、リー氏はISCA(シンガポール公認会計士協会)およびシンガポール取締役協会(Singapore Institute of Directors) の会員です。
ズルキフリ・ビン・ザカリア氏は、マレーシア政府系企業を代表する一つである UMW Holdings Berhad で1994年から2011年までグループ財務担当者、そして同じ傘下にあるUMW Corporation Sdn Bhd の業務執行取締役、UMW Oil & Gas Berhad の社長を歴任してきました。ズルキフリ・ビン・ザカリア氏は、幅広いリーダーシップ経験を持っています。
その前は、ズルキフリ・ビン・ザカリア氏が1976年から1994年まで Deutsche Bank AG、Bank Islam Malaysia Berhad、ABN AMRO Bank N.V. などの金融業界の会社で勤務し、金融および経営分野で豊富な経験を積みました。
ザカリア氏は、マレーシア MARA 工科大学(MARA University of Technology)で銀行学の学位、1998年に英国ウェールズ大学(University of Wales)で経営学修士号(MBA)を取得しました。
エリングセン氏は韓国、日本、台湾、フィリピン、ベトナム、オーストラリアなどの国を含めるグローバルな洋上風力発電業界で35年以上の業界経験を持っています。それを活かして、エリングセン氏は強いネットワークを構築しており、さらに海洋産業でさまざまな主要職を歴任しました。
エリングセン氏のこれまでの経歴は、Norwegian Energy Partnersでアジア太平洋洋上風力ディレクター(Director of Offshore Wind in the Asia Pacific)、Ferguson Group Ltdのグループエグゼクティブディレクター(Group Executive Director)、そしてFerdocean ASの創設者(現在同社の非常勤取締役)などがあります。
エリングセン氏は、2025年1月1日にMooreastのCEOに就任し、Mooreastの日常業務を統括するとともに、グループがグローバル浮体式洋上風力市場の主要企業としての地位を確立する役割を担っています。
エリングセン氏、ケンブリッジ大学(University of Cambridge)でビジネス・サステナビリティ・マネジメント(Business Sustainability Management)に関する資格を取得しました。
シム氏は、新任CEOであるエイリク・エリングセン氏と共にグループの業務を統括し、戦略的計画および企業戦略の実行を支援する役割を担っています。
彼は2011年にMooreastにマネジメントトレーニー(Management Trainee)として入社し、その後、コマーシャル部門責任者(Head Commercial)としてグループの商業活動を拡大し、ソリューションの多角化を進め、洋上再生可能エネルギー市場における成長戦略を主導しました。
シム氏は、オックスフォード大学(University of Oxford)で経営学修士号(MBA)を取得し、西オーストラリア州のマードック大学(Murdoch University)で経営学(マネジメント & マーケティング)学士号を取得しました。
ヘディ・タン氏は、海洋、製造、パームオイル・プランテーション、貿易など様々な業界で10年以上の会計および監査の経験を持っています。
現在、Mooreastでコーポレートファイナンス業務を統括し、M&A(合併・買収)活動や海外子会社設立に関する業務を管理しています。
ヘディ・タン氏が2021年にMooreastに入社する前に、Ernst & Young LLPでアシスタントマネージャー(Assistant Manager)として勤務していました。
タン氏は、公認会計士協会(ACCA, Association of Chartered Certified Accountants)の会員であり、ACCAの専門資格を取得しています。
バリー・シルバー氏は、コマーシャル部門の責任者として、グローバルなビジネス開発および戦略的成長を推進しています。そして、Mooreast UK & Irelandの代表として、浮体式洋上風力および再生可能エネルギー市場を支援するための英国拠点の設立を統括しています。
シルバー氏は、洋上エネルギー市場で24年以上の経験を持っており、ヨーロッパ、シンガポール、オーストラリアなどで上級管理職および取締役レベルの役職を歴任してきました。
また、シルバー氏はオーストラリア企業取締役協会(Australian Institute of Company Directors, MAICD)の会員であり、非営利団体 Inner Ninja Foundation の社外取締役も務めています。
オランダを拠点とするルイネン氏は、Mooreastのグループ技術ディレクターとして、アンカリングソリューションの構造および地盤工学分野の技術を統括しています。また、Mooreastヨーロッパの代表として、ヨーロッパ地域の日常業務を担当しています。
ルイネン氏は洋上係留およびアンカリング分野で25年以上の経験を持ち、Mooreast入社前はVryhof Anchors BVの技術ディレクターとして、エンジニアリング、研究、および知的財産(IP)管理業務を統括していました。
ルイネン氏は、オランダ・デルフト工科大学(Technical University of Delft)で土木工学修士号号を取得しました。
バル氏は、海洋設計、洋上エンジニアリング、プロジェクト管理分野で35年以上の経験を持っています。
バル氏は、Prosafe Production、BW Offshore、Bumi Armada などの会社で主要な幹部職を歴任し、FPSOプロジェクトにおけるステーションキーピングシステム(Station Keeping System)の設計および様々なタレットの開発に注力してきました。
バル氏は、英国ストラスクライド大学(University of Strathclyde)で海洋工学修士号(Master of Science in Offshore Marine Technology, British Chevening Scholar)、インド・コーチン大学(Cochin University)で造船学学士(Bachelor of Technology in Naval Architecture) 修了号を取得しました。また、バル氏はオランダで洋上エンジニアリング分野の専門教育を受講しました。